Anime Expo「Japanese Manga Editors Industry Roundtable」に登壇 ―「マンガは日本人だけのものではない」という視点

北米最大級のポップカルチャーの祭典「Anime Expo」(米国・ロサンゼルス)の業界セッション 「Japanese Manga Editors Industry Roundtable」 に、当社代表社員・平柳竜樹が登壇しました。

2024年7月6日に開催された回(会場:511ABC/16:45〜17:35)は、「新人作家の育成」と「出版トレンドの展望」をテーマに、Deb Aoki氏(Mangasplaining)のモデレートで実施されました。登壇者は、コアミックスから持田修一氏(常務取締役)とEve Gamble-Gillison氏(SMAC! 編集部)、講談社USAから佐橋八衣氏(Business Development)、そして当社代表社員の平柳竜樹が名を連ねました。

平柳が共有したのは、Culture Weaverが早くから取り組んできた 「日本出身者以外の作家とともにマンガをつくる」 という視点です。台湾を中心とした高校生・大学生を対象としたマンガコンテストの運営やインドネシアのWebtoon作家への支援を通じ、現地の新たな才能の発掘・育成に取り組んできました。

その背景には、台湾のコミック市場の約9割を日本マンガが占め、翻訳出版が2020年以降に大きく伸びていること、台湾では政府による作家育成支援が複数存在すること、インドネシアでもWebtoonが拡大する一方で、より多くの機会を求めて日本や韓国のスタジオと協業を志向する作家が増えていることなど、各地域の構造的な状況があります。

平柳が現場のエピソードとして紹介した一例に、ある韓国のBL作家への取材があります。Webtoonではなくマンガ形式で描く理由を尋ねたところ、「韓国では大谷翔平選手のような体格が好まれるが、自分は日本のBLのような線の細い男性を描きたかった」という答えが返ってきたといいます。形式や様式の選択は、国籍ではなく作家性に根ざすものであることを示す一幕です。

関連記事:Manga is Global: Japanese Manga Editors Share How Medium is Expanding by Bamboo Dong, Jul 10th 2024 [ANIME NEWS NETWORK]

マンガは「日本人だけのもの」ではなく、その文法・制作手法を世界の作家とともに発展させられる——Culture Weaverは、この着眼点を早くから実務に落とし込み、日本人だけにこだわらない幅広い作家のプロデュースや国際共同制作を具体的に手がけています。

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