07 インドネシアのアーティスト達とのプロジェクト

インドネシアでは、コミック、ゲーム、アニメーション等のクリエイティブ産業が著しい成長を遂げています。また、アメコミやWebtoonの制作現場を支えるインドネシア人カラーリストの技術力の高さは、国際的に高い評価を得てきました。

Culture Weaverは、インドネシアのコミック出版社兼制作スタジオ「KOSMIK」との業務提携により、漫画や縦スクロールコミックのカラーリングサービスを提供しています。

KOSMIKとの協業に至るまで

インドネシアでは、以前からDCやマーベルといったアメリカの大手出版社の業務委託を受けるスタジオが存在し、アメコミのカラーリングやイラスト制作において高い評価を得てきました。

Culture Weaverが協業するコミック出版社兼制作スタジオ「KOSMIK」は、アメコミ業界での経験をもとに、韓国のWebtoon業界との協業も積極的に行ってきました。CEOのSunny Ghoは、アーティストやプロデューサーとして15年以上の経験を持ち、MARVEL、DC等でカラーアーティストとしても活躍している人物です。

日本における漫画やWebtoonのカラーリング需要の高まりを受け、Culture Weaverが日本の窓口となり、KOSMIKのカラーリング及び仕上げ工程の受託サービスの展開をスタートさせました。

徹底した品質管理

KOSMIKのアーティスト達によるカラーリングやイラストのクオリティは、アメリカや韓国企業との協業実績に裏付けされるとおり、業界標準を超えるレベルにあると言えます。本サービスをご利用頂く最大のメリットは、やはりそのクオリティの高さです。「まずは1作品トライアルで」というご依頼から後続作品をお任せ頂く事例が相次ぎ、これまで多くのお客様に好評を頂いてきました。「安いから外注する」という発想ではなく、十分に満足頂けるクオリティだからこそ利用価値があると実感頂けるサービスを、今後も継続して提供してまいります。

柔軟なサポート体制 

契約に至るまでの日本での窓口はCulture Weaverが担当致しますので、プロジェクトや作品によって求められる細かなオーダーにも柔軟に対応可能です。作業開始後はKOSMICのスタッフと日本語で直接やり取り頂くことが基本となりますが、必要に応じていつでもCulture Weaverが間に入りサポートできる体制を整えています。予算に応じてお見積もりをご提示致しますので、是非一度お問い合わせ下さい。

インドネシアのアーティスト支援としての側面

本サービスの主たる目的は、日本の需要に応えた高品質なカラーリングサービスの提供ですが、副次的なメリットとして、インドネシアに提供できる価値についても考えてみたいと思います。

インドネシアには、カラーリストからアーティストを目指す人材が多く存在しますが、国内でアーティストデビューできるのはほんの一握りです。本サービスを通じて、インドネシアのアーティスト達が安定した収入を得るだけでなく、さらに腕を磨き、成長できる環境作りに貢献したいと考えます。また、将来的に、彼らの優れた作品を日本の出版社に紹介していく活躍の場を広げることも視野に入れています。

持続可能な成長に向けて

インドネシアとの協業の中で感銘を受けるのは、漫画への造詣の深さと日本の編集者をも唸らせる技術力の高さです。今後、日本国内の人材不足がより深刻化していくことが予想される中で、今のうちから信頼できる海外スタジオと関係を構築することは、経営戦略としても重要です。

カラーリング及び仕上げ工程の受託サービスについては、インドネシア以外にも、世界各地のスタジオとの連携を模索しています。Culture Weaverは、日本の出版業界の選択肢をさらに広げ、多様なニーズに応じたサービス提供を実現してまいります。