2022年11月26日から北九州市漫画ミュージアムにて開催されている展示会「台湾漫画史不思議旅行ー貸本屋さんと漫画の100年ー」にて、当社は企画や展示内容のアドバイザーを務めました。2018年台南の國立臺灣歷史博物館で行われた「我的奇幻租書店 臺灣租書店變遷」特展が元になっていて、台湾で生まれ育った方向けの内容になっていました。歴史背景などの説明が少なくても台湾の方にはわかると思うが、日本向けには補足説明がないと伝わりにくいポイントについて主に助言をしています。
台湾の漫画作品についての知識があり、過去に北九州市漫画ミュージアムでの展示企画に関わった経験があることから当社をアドバイザーとして選んでいただきました。
この展示では、台湾での貸本屋の歩みと、時代ごとにどんな漫画が愛読され、流通していたのかを紹介しています。台湾の貸本屋は、1895年に始まった日本の植民地時代にその起源を持ち、その後の歴史も日本とよく似た道を歩んできました。日本の支配下では、「のらくろ」や「冒険ダン吉」のような当時の人気漫画が台湾にも伝わっています。しかし、1960年代になると政府の検閲が厳しくなり、海賊版の日本漫画が台湾で広く読まれるようになりました。1992年の著作権法改正以降、正式な単行本が流通し始め、台湾独自の漫画も次第に増えてきています。
開催概要
台湾漫画史不思議旅行ー貸本屋さんと漫画の100年ー
共催:国立台湾歴史博物館、台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
場所:北九州市漫画ミュージアム 5階 企画展示室
会期:2022年11月26日(土)~2023年1月22日(日)
開館時間 11:00~19:00(最終入館18:30)
休館日 毎週火曜日、年末年始(12/31~1/3)
入館料 一般200円、学生・高校生以下無料